Archive

オープンアクセス夜話(第5話)~オープンアクセスは「安かろう、悪かろう」?~

研究者 VS. 学術情報流通のプロによるオープンアクセス談義、第5話はオープンアクセスの論文評価クオリティに関する批判について。オープンアクセス・ジャーナルは著者がお金を払って論文を電子版でどんどん出版するモデルですから、OA化が進むことで世にでる論文の数は圧倒的に増えます。増えてくると問題になってくるのが、「どれがほんとに良い論文なの?どの論文を読めばいいの?」ってこと。実際、自費出版モデルという性質上、科学のクオリティを担保するという点で、オープンアクセスに懐疑的な意見をもつ人も多くいます。「オープンのほうがクオリティは上がる!」という宮川教授と、「とはいえ、オープンアクセスは金儲けのためにクオリティを度外視する悪いジャーナルが出やすいビジネスモデルでもある」という林氏。 
Read More

オープンアクセス夜話(第4話)~紙ジャーナルから脱却できない理由は、研究者にあった~

研究者 VS. 学術情報流通のプロによるオープンアクセス談義、第4話はジャーナルのオープンアクセス化に対する研究者自身の心理的バリアについて。オープンアクセス化がもっと先に進んで、そもそも今の「論文」という形態そのものが全く別のものに変化していくとき、研究者はその変化を受け入れられるのか?というお話です。今のオープンアクセス化も、実は一番嫌がっているのは今までの慣習を変えたくない研究者なんだという林氏。そんならもう紙ジャーナルは禁止にしちゃったほうがいいんだ、という宮川氏。 
Read More