「言いっ放しじゃない、新しいタイプの科学技術政策提言が作りたかった」〜勝手に「第5期科学技術基本計画」編集部反省会(第2話)〜
「「ナノテクノロジーとかライフサイエンスに投資すべき」とか、「グリーンイノベーション」や「ライフイノベーション」という特定の分野に投資すべき、というだけじゃなくて、科学技術基本計画はもっとプレイヤーである人間に注目したいよね、という熱意がすごくあったんですよ、現場には。だから僕らもそこに共鳴したというのはあると思うんですよね。」
「「ナノテクノロジーとかライフサイエンスに投資すべき」とか、「グリーンイノベーション」や「ライフイノベーション」という特定の分野に投資すべき、というだけじゃなくて、科学技術基本計画はもっとプレイヤーである人間に注目したいよね、という熱意がすごくあったんですよ、現場には。だから僕らもそこに共鳴したというのはあると思うんですよね。」
すでに始まった第5期科学技術基本計画ですが、当然気になるのが、「サイエンストークスの提案、少しは盛り込んでくれてるのか?」という疑問。そこで、「勝手に『第5期科学技術基本計画』みんなで作っちゃいました」企画の当時の企画リーダーである小山田和仁さん、編集長の嶋田和義さん、委員会副委員長の湯浅誠さんの3名が集結。政府の答申案をサイエンストークスの提案内容と比較しながら、日本の科学技術の今のこれからについてじっくり語りました。(全5話)
クライシスと日常の狭間を考えることで、自分ができることが見えてくる。 震災や津波、火山などの自然災害や紛争などのクライシスがどこか遠くで起きた時、離れた場所にいる自分になにができるのかと自問したり、無力感にかられたりしたことがある方は多くいるでしょう。支援をしたいと思っても、家族や仕事の責任を持っている大人には現場ボランティアに参加するのは難しいことがほとんどです。第3回未来研究トーク2015のテーマは「非常時の行動力の源泉」。工夫を凝らせば、義援金を送る以外の方法で、自分の普段の興味や活動を源泉にして、自分のいるこの場所からできる支援があるかもしれません。 話題提供者にマップコンシェルジュ株式会社、世界防災減災ハッカソンRace for Resilience
ディープな錯視の世界から、「見ること」と「考えること」の複雑な結びつきを理解する。 「見る」ってどういうことか、皆さんは深く考えたことはありますか?あるいは「見える」とは?よくある身近な例で考えてみましょう。仕事から帰ると奥さんが不機嫌そうにしています。わけがわからず聞いてみると、「3日前に美容院に行ってヘアスタイルをすっかり変えたのに、あなたはこの3日間全然気づかなかった。私を全然見ていない。愛していないのね」、と落ち込んでいる。奥さんはちゃんと愛しているし顔もなんども間近で見ているけれど、髪型の変化に気づかないのはなぜか?今回は視覚情報システム研究をされている東北大学電気通信研究所 准教授、栗木一郎先生を話題提供者にお招きし、そんな視覚のミステリーをテーマに取り上げました。「見る」と「考える」のつながりを考えた「未来研究トーク2015」のワークショップ、第3回の取材レポートです。(専門的な内容を伝え切れてない部分がございますが、著者の説明が不足な点はご容赦ください)
あなたの力は非常時にどう役立てられるか?未来研究トーク2015(第3回)開催のご案内 日時:2015年12月11日(金)19:00-21:00 *終了後懇親会 場所:国立情報学研究所 (竹橋駅・神保町駅より徒歩3~5分)http://www.nii.ac.jp/about/access/ テーマ:非常時の行動力の源泉 ~仕事・家庭・そして社会~ 話題提供者:古橋大地(マップコンシェルジュ株式会社・世界防災減災ハッカソンRace
お待たせしました!日本分子生物学会X日本生化学会合同、BMB2015にガチ議論が帰ってきました!サイエンストークスもメディアサポート中です。文科省、研究者、大学、学会。日本の科学のために、それぞれのアクターが何を変えられるのか。2年越しの熱い議論が巻き起こります。本日午後6時45分から、ライブ中継でご覧ください。↓ プロモーション動画はこちらから。乞うご期待! 日 時:12月3日(木)18:45~20:45 会 場:第14会場(神戸国際会議場 1階
子どもの事故はなぜ起きるのか。どうしたら防げるのか——。産業技術総合研究所、デジタルヒューマン研究グループで子どもの事故防止のために工学的アプローチでの研究を含めた多面的な予防活動をされているのが、今回9月7日のトークイベントのゲストの一人、西田佳史氏。「研究者」、あるいは「科学研究」という従来の枠組みを超えて、社会に存在する「本物の問題」を解決することの重要性を訴えています。 [aside type=”normal”] 西田佳史 氏 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人工知能研究センター 首席研究員 1998年東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻博士課程修了。国立研究開発法人
誰もやったことがない研究がしたい。新しいビジネスやイノベーションのネタが欲しい。しかしデータや情報の中に埋もれた価値やチャンスを発見するのは、あくまで人間——。 東京大学工学部、システム創成学科の大澤幸生教授は、人が情報からチャンスを見つけ、イノベーションにつなげるまでの仕組みそのものを研究し、「チャンス発見学」という新分野を創りだしてしまったシステム工学研究業界のゲームチェンジャーです。 [aside type=”normal”] 大澤幸生 氏
みなさん「tsumikii(つみき)」ってご存知ですか?キャッチコピーは「欲しい物を自分たちで作り出せるコミュニティ」。日本でも新しい、アイディアの投稿から製品化、マーケティングまですべてを公開で行うオープンディベロップメントコミュニティです。運営するのはプログレス・テクノロジーズ株式会社。9月7日のイベントでトークゲストの一人にお招きした石黒隆志さんは、「tsumikii(つみき)」で製品設計やWebサイト作成、広報を行うシステムエンジニアです。 [aside type=”normal”] 石黒隆志 氏 tsumikii プロジェクトマネージャー システムエンジニア、組込みソフトエンジニアを経て、ものづくりコミュニティ「tsumikii」の立上げに参加する。「tsumikii」は機械設計を行うプログレス・テクノロジーズ(株)の社内スタートアップであり、クラウドからアイデアを集めて開発の過程を公開しながら製品化していく「コンシューマー参加型」サービス。 同サービスにおいて、製品設計やWebサイト作成、広報活動を担当。 ウェブサイト
「360度パノラマ動画サービス」——。例えばオリンピック競技を観戦していて、棒高跳びの選手にはジャンプしたあとにどんな風景が見えているのか。あるいは、空に切り立ったマッターホルンの崖を両手足だけで登るクライマーの視界には何が見えているのか? 9月7日イベントのトークゲストの一人、カディンチェ株式会社の代表取締役、青木崇行氏は、「360度パノラマ」という新しい切り口で、空間表現技術の研究を中核として、最先端の動画サービスを提供するゲームチェンジャーです。 [aside type=”normal”] 青木崇行 氏 カディンチェ株式会社 代表取締役社長
日本は研究資金を科研費などの公的な競争的研究費に依存している現状がありますが、研究費ってもっと多様で自由であってもいいんじゃないの?そもそも、科研費は税金。今の研究助成のあり方とは全然違った、市民からの応援や支持を直接得られる研究に資金が集まるしくみがあれば、もっと社会や市民に開いたおもしろい研究が増え、研究コミュニケーションが活性化するのでは? 9月7日のイベントでトークゲストにお招きする柴藤亮介氏は、日本初の学術系クラウドファンドサービス、academist(アカデミスト)を立ち上げることで、そんな日本の研究費のモヤモヤへの一つの解として、「基礎研究テーマに対して一般市民からの支持と寄付金を得られるシステム」という新しいルールを提案したゲームチェンジャーの一人です。 [aside type=”normal”] 柴藤亮介 氏 株式会社エデュケーショナル・デザイン 代表取締役 首都大学東京大学院
1週間後に迫った9月7日(月)開催の2020年サイエンス・ゲームチェンジャーズ、キックオフイベント。もう参加申し込みは済まされましたか? 先週公開した6名のトークゲストの方々の情報を見て、当初予定していた会場定員数を大幅に超えて参加希望の方が増えてしまったので、会場の設営を変更して定員枠の上限をアップしました。まだお申し込みをしていない方、まだ間に合いますのでぜひ参加登録してください。 さて、今回のイベント、東京在住でない皆さんや開始時間に会場に当日足を運べない方から「中継しないの?」というお問い合わせをいただきましたので、当日のイベントの模様をYouTube Liveでライブ中継することに決定いたいました!仕事の合間にこっそり観たい、家事をしながら観たい、という方は、9月7日19:00以降、サイエンストークスウェブサイトの右パネルに表示されるライブ中継ページへのバナーをクリックして視聴してください。 サイエンストークスのYouTube
一人ひとりの個人が健康でより質の高い人生のために、自分の体質の傾向やかかりやすい病気を知って事前に予防することができたら?株式会社ジーンクエストは唾液から抽出したDNAを元に、体質と病気の発症リスクの情報を提供する、個人向けの遺伝子解析サービス。この日本初のゲノムビジネスを始めたのが、今回サイエンストークスでトークゲストの一人を務める高橋祥子氏です。 [aside type=”normal”] 高橋祥子 氏(株式会社ジーンクエスト 代表取締役) 2010年京都大学農学部卒業。2013年6月東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程在籍中に株式会社ジーンクエストを設立。2015年3月、博士課程修了。生活習慣病など疾患のリスクや体質の特徴など約290項目におよぶ遺伝子を調べ、病気や形質に関係する遺伝子をチェックできるベンチャービジネスを展開。現在は東京大学大学院農学生命科学研究科博士研究員、科学技術振興機構統合化推進プログラム研究アドバイザーも務めている。リアルテックベンチャー・オブ・ザ・イヤー、テクノロジー&ビジネスプランコンテスト優秀賞などを受賞。 ウェブサイト [/aside]
ゲームチェンジャー (GAME CHANGER) すでにある物事の流れやありかた、ルールそのものを根底から覆すような、新しい変化を産み出す思想、可能性や持つ個人や企業、製品やサービスなどのこと。 サイエンス・ゲームチェンジャーとは?
ゲームチェンジャー (GAME CHANGER) すでにある物事の流れやありかた、ルールそのものを根底から覆すような、新しい変化を産み出す思想、可能性や持つ個人や企業、製品やサービスなどのこと。 サイエンス・ゲームチェンジャーとは?