未来研究トーク

「科学館を新しい公共の場に。市民対話を促す仕掛けをつくろう」、というお話。〜未来研究トーク2017の記録(1)〜

みる・きく・わかる、はなす場所としての科学館 江東区青海(お台場)にある『日本科学未来館』。2001年7月の開館以来今年で17年、見学者、研究者など年間およそ100万人が来館し、今年秋には世界各地域の科学館ネットワークとステークホルダーが一堂に会する『世界科学館サミット(SCWS)』を主催するなど、サイエンスコミュニケーションのハブとして日本国内のみならず世界からも注目される存在に成長してきました。
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「科学と匠と芸術のコラボである模写の技術。もっとビジネスに応用できないか?」、というお話。〜未来研究トーク2015の記録(4)〜

「模写」の新たな価値を考える。 いま、東京藝術大学がアツいらしい。最近「最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常」(新潮社)なんて異色のノンフィクションも出版されていて、にわかに東京藝大ブームの兆し…でしょうか?東京芸術大学は言わずと知れた美術、音楽、映像分野をカバーする国内トップのアーティストが集まる芸術大学ですが、実は特に科学技術の観点からいま注目を集めているのが、「文化財保存学」。
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「研究者だからこそできる。現場に行かない災害支援のありかたを探ってみよう」、というお話。〜未来研究トーク2015の記録(3)〜3

クライシスと日常の狭間を考えることで、自分ができることが見えてくる。 震災や津波、火山などの自然災害や紛争などのクライシスがどこか遠くで起きた時、離れた場所にいる自分になにができるのかと自問したり、無力感にかられたりしたことがある方は多くいるでしょう。支援をしたいと思っても、家族や仕事の責任を持っている大人には現場ボランティアに参加するのは難しいことがほとんどです。第3回未来研究トーク2015のテーマは「非常時の行動力の源泉」。工夫を凝らせば、義援金を送る以外の方法で、自分の普段の興味や活動を源泉にして、自分のいるこの場所からできる支援があるかもしれません。 話題提供者にマップコンシェルジュ株式会社、世界防災減災ハッカソンRace for Resilience 代表であり青山学院大学地球社会共生学部・教授、古橋大地さんをお招きし、オープンストリートマップというご自身の活動をベースに地理空間情報を利用した防災・減災の取り組みを紹介していただきました。議論のファシリテーターはカディンチェ株式会社、代表取締役社長、青木崇行さん。青木さん自身もネパールの震災において独自の支援活動を展開されています。 日常と非常時は地続き。このワークショップでは、古橋さんと青木さんの実践を参考に参加者一人一人が自分の足元からできる災害対応や支援の方法を考えました。
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「見るという行為は想像以上にディープ。考えることと密接なつながりがあるんですよ、というお話。〜未来研究トーク2015の記録(2)〜

ディープな錯視の世界から、「見ること」と「考えること」の複雑な結びつきを理解する。 「見る」ってどういうことか、皆さんは深く考えたことはありますか?あるいは「見える」とは?よくある身近な例で考えてみましょう。仕事から帰ると奥さんが不機嫌そうにしています。わけがわからず聞いてみると、「3日前に美容院に行ってヘアスタイルをすっかり変えたのに、あなたはこの3日間全然気づかなかった。私を全然見ていない。愛していないのね」、と落ち込んでいる。奥さんはちゃんと愛しているし顔もなんども間近で見ているけれど、髪型の変化に気づかないのはなぜか?今回は視覚情報システム研究をされている東北大学電気通信研究所 准教授、栗木一郎先生を話題提供者にお招きし、そんな視覚のミステリーをテーマに取り上げました。「見る」と「考える」のつながりを考えた「未来研究トーク2015」のワークショップ、第3回の取材レポートです。(専門的な内容を伝え切れてない部分がございますが、著者の説明が不足な点はご容赦ください)
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【ワークショップ案内】非常時の行動力の源泉 ~仕事・家庭・そして社会~ 未来研究トーク2015 第3回WS

あなたの力は非常時にどう役立てられるか?未来研究トーク2015(第3回)開催のご案内 日時:2015年12月11日(金)19:00-21:00 *終了後懇親会 場所:国立情報学研究所 (竹橋駅・神保町駅より徒歩3~5分)http://www.nii.ac.jp/about/access/ テーマ:非常時の行動力の源泉 ~仕事・家庭・そして社会~ 話題提供者:古橋大地(マップコンシェルジュ株式会社・世界防災減災ハッカソンRace for Resilience 代表/ 青山学院大学地球社会共生学部 教授)http://sugoisaigaikunren.org/member/member02.html ファシリテータ:青木崇行(株式会社カディンチェ 代表取締役社長)http://www.kadinche.com/about/member   話題提供者 古橋先生のTEDxKids動画 非常時の行動の源泉〜あなたは非常時に行動を変化させられるか?
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「ブレストって難しいよね。どうしたらうまくいくかな?」というお話 〜未来研究トーク2015の記録(1)〜

「ものづくり」のことはじめ、ブレインストーミングを考える 「ものづくり」のことはじめは、店頭で手に取る商品の完成度からは想像がつかないような混沌としたプロセス。「つくる」という言葉からは設計図ができてから製品化するまでの「どうつくるか?」の部分を想像しがちですが、一番大切なのは「なぜ、なにを、誰のためにつくるか?」を決める部分。アイディアを生み出し、それをつくるべきだと判断するまでの、ものづくりの、いわゆる「上流」の段階で、異なるスキルや考え方と責任をもった人が集まるチームはどう協働するべきなのか-。今回そんなテーマを取り上げた「未来研究トーク2015」のワークショップを取材しました。
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