第1話 大学のオンライン教育は学生と教員の多様性に対応できるのか?

 第1話 大学のオンライン教育は学生と教員の多様性に対応できるのか?

第1話のみどころ

第1話では、全国の大学教員の方々700名のアンケート結果から、大学のオンライン授業を半期行ってみて「うまくいったと思うか」という全体的な評価、対面授業と比べてうまくいかなかったことと、逆にうまく行ったことは何か?という質問への回答を抜粋して討論しました。

そこで論客4名から共通して挙がった最初の重要な論点は、「オンライン授業は学生と教員の多様性に対応できているか?」です。議論は、物理的な家庭での受講環境や学力による二極化・格差の問題から、個人の特性とオンライン環境の親和性まで展開します。

  • 「大学のオンライン化ってぶっちゃけどうなの?」
  • 全国大学教員アンケート「オンライン授業はうまく行ったと思うか?」
  • オンライン授業は学生の多様性に対応できるのか?
  • 「うまく行ったと思う60%」が意味するものは?(原)
  • 学生の学力・やる気によって格差が生じる(原)
  • 学生の多様性や違いがオンラインで鮮烈化(山本)
  • 家庭環境による格差「チャットのみOK」(隠岐)
  • 学生の二極分化。教員のフォローで差がつく(住井)
  • 問題を抱えた学生の可視化が課題(山本)
  • 教職員総出で学生全員に電話、出席率アップ!
  • オンライン授業は個人の個性によって向き不向きがある?
  • オンライン環境を障害を感じる人、感じない人(隠岐)
  • 対面で発言できなかった学生がチャットで活躍(山本)

 

番組内容

新型コロナウイルス感染症の影響で全国の大学のキャンパスが閉鎖され、今年5月〜6月にかけて多くの大学が否応なく「オンライン授業」の導入に踏み切りました。

LMSやZOOMを使ってオンラインで講義や演習、ゼミを学生に提供し教育を止めないために、慣れないオンデマンド授業動画や教材の制作に奔走し、限界の多い環境で教育の質を下げない工夫に頭を悩ませる大学教員たち。

それでも、ハッシュタグ「#大学生の日常も大事 」で綴られる大学生の思いは、キャンパスにいけない苦悩を浮き彫りにしています。

  • オンライン教育の限界と可能性は?
  • どんな人に向いていて、どんな人に向いていないのか?
  • オンライン教育は学生の格差を生み出しているのか?
  • 成績評価ってオンラインではどうしてるの?
  • そもそもの大学教育の本来の目的とはなんなのか?

全国教員アンケートの結果をもとに、コロナ禍のオンライン教育で見えてきた大学の課題を、教育史、科学史、経済史、情報学の専門家がメタメタに語り尽くす「オンライン教育」特集です。

出演者

  • 岩崎渉(いわさきわたる) 東京大学 大学院理学系研究科 准教授
  • 川口慎介(かわぐちしんすけ) JAMSTEC 超先鋭研究開発部門 研究員
  • 原 圭寛(はらよしひろ) 湘南工科大学 教職センター 講師
  • 山本浩司(やまもとこうじ) 東京大学 大学院経済学研究科 准教授 
  • 隠岐さや香(おきさやか) 名古屋大学 経済学研究科 教授
  • 住井英二郎(すみいえいじろう) 東北大学 大学院情報科学研究科 教授

参考資料

「大学のオンライン授業に関する全国教員アンケート」をダウンロードする

動画はYouTubeからも視聴可能です。チャンネル登録よろしくお願いします。

 

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