第5話 新型コロナ収束後のハイブリッド授業の可能性を大激論

メタメタサイエンス Season1 大学のオンライン授業

 第5話 新型コロナ収束後のハイブリッド授業の可能性を大激論

第5話のみどころ

第5話では、新型コロナによる大学のオンライン授業導入の経験を踏まえて、「大学はどこから来てどこへ行くのか」を議論します。

全国大学教員アンケートでは、なんとおよそ80%の教員が「オンライン授業を何らかの形で継続すべきだ」と回答。対面授業が再開しても、今回の新型コロナ環境下で得た集合知を活用して、テクノロジーを積極的に活用したハイブリッドな大学教育を再構築していくことができるのか?そのメリットは、弊害は?その可能性を議論します。

 

 

番組内容

新型コロナウイルス感染症の影響で全国の大学のキャンパスが閉鎖され、今年5月〜6月にかけて多くの大学が否応なく「オンライン授業」の導入に踏み切りました。

LMSやZOOMを使ってオンラインで講義や演習、ゼミを学生に提供し教育を止めないために、慣れないオンデマンド授業動画や教材の制作に奔走し、限界の多い環境で教育の質を下げない工夫に頭を悩ませる大学教員たち。

それでも、ハッシュタグ「#大学生の日常も大事 」で綴られる大学生の思いは、キャンパスにいけない苦悩を浮き彫りにしています。

  • オンライン教育の限界と可能性は?
  • どんな人に向いていて、どんな人に向いていないのか?
  • オンライン教育は学生の格差を生み出しているのか?
  • 成績評価ってオンラインではどうしてるの?
  • そもそもの大学教育の本来の目的とはなんなのか?

全国教員アンケートの結果をもとに、コロナ禍のオンライン教育で見えてきた大学の課題を、教育史、科学史、経済史、情報学の専門家がメタメタに語り尽くす「オンライン教育」特集です。

第1話から視聴する

 

出演者

  • 岩崎渉(いわさきわたる) 東京大学 大学院理学系研究科 准教授
  • 川口慎介(かわぐちしんすけ) JAMSTEC 超先鋭研究開発部門 研究員
  • 原 圭寛(はらよしひろ) 湘南工科大学 教職センター 講師
  • 山本浩司(やまもとこうじ) 東京大学 大学院経済学研究科 准教授 
  • 隠岐さや香(おきさやか) 名古屋大学 経済学研究科 教授
  • 住井英二郎(すみいえいじろう) 東北大学 大学院情報科学研究科 教授

参考資料

「大学のオンライン授業に関する全国教員アンケート」をダウンロードする

動画はYouTubeからも視聴可能です。チャンネル登録よろしくお願いします。

Related post

チベットの研究を通して見えてきたもの

チベットの研究を通して見えてきたもの

自分自身のしたいことを貫いて進んできた井内先生だからこそ見える世界、今後、チベットの研究をより多くの方に知っていただく活動にもたくさん力を入れていくそうです。これまで歴史の研究について、そして、チベットのことあまり知らないという人にもぜひとも見ていただきたい内容です。
チベット史の空白を明らかにしたい 日本のチベット研究者

チベット史の空白を明らかにしたい 日本のチベット研究者

0世紀から13世紀頃までのチベットでは、サンスクリット語からチベット語に膨大な数の経典が翻訳され、様々なチベット独自の宗派が成立したことから「チベットのルネッサンス」と呼ばれますが、この時代について書かれている同時代史料がほとんどありません。この「チベット史の空白」を明らかにしようと、日々研究されている京都大学白眉センター特定准教授の井内真帆先生にお話を伺っていきます。
自由な環境を追い求め『閃』が切り開いた研究人生

自由な環境を追い求め『閃』が切り開いた研究人生

後編では、黒田先生がどうして研究者になったのか?どのような思いを持ち、日々研究されているのか?などの研究への愛について語ってもらっています。自由な研究環境を追い求め、自由な発想をされる黒田先生だからこそ、生まれる発見がそこにはありました。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *