新型コロナウイルス感染症の影響で全国の大学のキャンパスが閉鎖され、今年5月〜6月にかけて多くの大学が否応なく「オンライン授業」の導入に踏み切りました。LMSやZOOMを使ってオンラインで講義や演習、ゼミを学生に提供し教育を止めないために、慣れないオンデマンド授業動画や教材の制作に奔走し、限界の多い環境で教育の質を下げない工夫に頭を悩ませる大学教員たち。それでも、ハッシュタグ「#大学生の日常も大事 」で綴られる大学生の思いは、キャンパスにいけない苦悩を浮き彫りにしています。
全国教員アンケートの結果をもとに、コロナ禍のオンライン教育で見えてきた大学の課題を、教育史、科学史、経済史、情報学の専門家がメタメタに語り尽くす「オンライン教育」特集です。