ダークマターの研究者の原動力とは!?宇宙の謎に迫る研究者
都大学 白眉センター 特定助教 安逹俊介先生
- インタビューくもM LABくもM LAB × 京大白眉センター コラボ動画
- November 22, 2024
後編の内容とみどころ
安逹先生は岐阜の出身であり、岐阜といえば、ニュートリノの研究で有名な『スーパーカミオカンデ』があります。そして、先生は高校時代に、そのスーパーカミオカンデに所属されていた先生の特別講義を受けました。今まで習ってきた化学のお話とはまた違う粒子のお話。これまでの常識が塗り替えられるような特別講義。安逹先生は、これをきっかけに素粒子に魅了されることになります。その後、大学では素粒子の研究をしている研究室を目指し、配属されます。それも世界最先端の素粒子の研究をしている研究室です。そして、そこでも、人生を変える大きな出来事に遭遇するのです。ぜひ、こちらは動画で確認してみてください。いったいどんな出来事が、先生を研究者の道へと歩ませるきっかけとなったのでしょうか。
番組後半では、こんな質問をしています。研究で辛いことや楽しいことはありますか?多くの方が、仕事や研究、勉強には辛いこともあるという回答をするのではないでしょうか。しかし、安逹先生にこの質問をぶつけてみたところ、「楽しいことはすぐに出てくるけれど、辛いことを答える方が難しい。」と返ってきました。どうして、そんなにも研究を楽しむことができるのでしょうか。これまでの経験や、ワクワクしながら結果を楽しみにする姿勢が研究を何よりも楽しむスパイスとなっているのかもしれません。インタビュー動画は、安達先生の研究にかける熱い思いが伝わってくる内容となっています。
人よりも回り道をしてでも自分の納得のいく答えを導き出す、やると決めたことは必ずやり切る安逹先生。だからこそ、動画を見たあなたも、安逹先生がこれから大きな発見をしてくれると信じたくなるはずです。ぜひ、宇宙の研究に興味のある方、研究者を目指す方はご覧ください。
番組内容
前編では、謎の物質ダークマターを、宇宙を観測してではなく、身の回りから見つけようと、日々研究されている京都大学白眉センター特定助教の安達俊介先生に研究のお話をしていただきました。そして、この後編では、先生がどうして宇宙の研究をしようと思ったのか?また、日々どのような思いを持って研究をされているかに迫ります。他の研究者が探すダークマターとは違った視点で、ダークマターの研究を続ける安逹先生。その研究の出会いについても語ってもらっています。これから宇宙の研究をしたいと考えている学生の皆様には必見の内容となっていますので、ぜひご覧ください。
安逹俊介(あだち しゅんすけ)
京都大学 白眉センター 特定助教
2018年に東京大学物理学専攻を卒業。博士課程では、スイス・ジュネーブに位置する世界最大の加速器LHCを用いた新しい素粒子の探索を行い、博士号(理学)を取得。その後、実験分野を加速器を用いた実験から宇宙観測の実験に移し、電波望遠鏡を用いた宇宙マイクロ波背景放射の観測実験に取り組んできた。京都大学や東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構でのポスドクを経て、2021年より現職。白眉センターでは、宇宙マイクロ波背景放射の観測実験だけでなく、今回のトピックである地上でダークマターを探索する実験にも取り組んでいる。
くもM LABとは?
くもM LABはサイエンスコミュニケーターであるくもMが様々な分野の研究者にお話を聞きに行くことで、研究者の皆様の生態を暴いていくバラエティー番組。どんな研究をしているのか?どうして研究者になったのか?など、研究者のあれこれを引き出していきます。
くもMプロフィール
大阪府立大学理学系研究科生物化学専攻。製菓会社に勤務後、『身近な科学を通じて、子供も大人も学びを遊びに』をモットーに、科学実験教室やサイエンスショーなどの活動を運営しています。
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