温暖化対策だけじゃない地域づくり 震災復興の街づくりとは
福島地域協働研究拠点 地域環境創生研究室 五味 馨先生
- インタビューくもM LAB動画
- June 13, 2025
前編の内容とみどころ
東日本大震災から10年以上たった今、福島県では被害を受けた多くの地域の避難指示が解除されています。その結果、避難した方が戻ってきたり、新しくその場所に住む方がおられることで、かつての営みを取り戻しつつあります。しかし、人口水準は震災前と比べると低く、まだまだ元に戻ったとは言えない状況にあるのです。そこで、国立環境研究所の五味先生はそのような状況をデータで分析しつつ、住む人がより快適に感じながら、防災対策がきっちりとされた街づくりを進める共に、地球温暖化にも配慮した新たな街づくりを目指し、日々研究を進めておられるのです。復興をただ進めるだけではなく、地球温暖化にも配慮した街づくりとはいったいどのようなものなのでしょうか。ぜひ、動画でご確認ください。
やはり、街づくりの研究には、そこに住む多くの方とのコミュニケーションが大切であるため、五味先生は発信についても工夫されています。そのひとつが『3Dふくしま』です。

真っ白な立体地図にプロジェクターで、さまざまな情報を反映した映像を映し出すことで、視覚的にわかりやすく情報を得ることができるのです。たとえばどこに熊が出没したのか、りんごはどこで栽培されているのかなど、時間と場所の情報を一目で理解することができます。インタビューでは五味先生がどのような経緯でこの『3Dふくしま』を思いついたのか、また、どのように活用されているかなどを伺っています。
日本は災害が多い国です。震災後の町の復興を他人事とはせず、自分事として多くの方に知っていただきたい動画となっています。ぜひ、ご覧ください。
番組内容
2011年3月11日、東日本大震災で福島は大きな被害を受けてしまいました。その結果、福島の人々の多くが、長期間の避難生活を余儀なくされ、多くの市町村で人口が減少してしまったのです。今回は震災から10年以上たった今なお続く、福島の復興を支えながら、環境問題についても取り組む国立環境研究所 福島地域協働研究拠点 地域創成研究室の五味馨先生にお話を伺っていきます。
五味 馨(ごみ けい)
福島地域協働研究拠点(地域環境創生研究室)/室長(研究)
1981年北海道生まれ。三重大学で農業経済学を学んだ後、京都大学大学院地球環境学舎に進学。当時最も自分から遠いと思っていた温暖化対策コンピューター・シミュレーションの世界に進む。当時のテーマは滋賀県と京都市で2030年までの温暖化対策目標分析。2010年から京都大学研究員としてアジア16の国・地域の人々と共同研究に取り組む。震災後に悶々としていたところ国⽴環境研究所で福島支部⽴ち上げの研究員の募集がかかり2014年赴任。福島県三春町で環境によい復興のための分析に勤しむ。博士(地球環境学)。
くもM LABとは?
くもM LABはサイエンスコミュニケーターであるくもMが様々な分野の研究者にお話を聞きに行くことで、研究者の皆様の生態を暴いていくバラエティー番組。どんな研究をしているのか?どうして研究者になったのか?など、研究者のあれこれを引き出していきます。
くもMプロフィール
大阪府立大学理学系研究科生物化学専攻。製菓会社に勤務後、『身近な科学を通じて、子供も大人も学びを遊びに』をモットーに、科学実験教室やサイエンスショーなどの活動を運営しています。
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