重水素が医薬品に革命を起こす?重水素の可能性を探ります

京都大学大学院 薬学研究科 准教授 中 寛史先生

重水素が医薬品に革命を起こす?重水素の可能性を探ります

前編の内容とみどころ

私たちの体の中であったり、プラスチックやアルコールなど、様々なものには水素(H)が含まれています。そして、多くの水素は陽子と電子が一個ずつくっついたものです。しかし、稀に陽子に中性子がついたものがあり、これが「重水素」と呼ばれるものです。

では、中性子が1つ違うだけでどのような違いが生まれるのでしょうか?また、この重水素を用いることで、医薬品の性質を変えることができます。なぜ医薬品の性質を変えることができるのかを詳しくお話いただいておりますので、ぜひ、動画でご覧ください。

番組の後半ではこれまでに重水素を用いた研究を詳しくお話いただいております。重水素研究がどこまで進んできたのか、またこれからの目標など、わくわくするようなお話をたくさんしていただきました。

番組内容

皆様は重水素を知っていますか?水素(H)と言えば、最近ではクリーンエネルギーとしても注目を浴びている原子番号1番の元素です。そんな水素には、ごく稀に重水素と呼ばれる水素が混ざっているのです。なんと、この重水素を使うことで、医薬品に革命を起こすことができるかもしれないのです。では、いったい重水素とは、どのようなものなのでしょうか。今回は重水素の研究をされている京都大学大学院薬学研究科の中先生にお話を伺っていきます。

 

中 寛史(なか ひろし)

京都大学大学院 薬学研究科・准教授

東北大学大学院薬学研究科 助手、名古屋大学物質科学国際研究センター 助教を経て、2020年より現職。
2023年4月より京都大学学際融合教育研究推進センター重水素学研究拠点ユニット ユニット長を兼務。専門は有機化学・触媒化学。現在は「重水素学」の確立に力を注ぎ、とくに触媒を用いた重水素化反応の開発や、重医薬品含めた重水素化物質の機能開拓に取り組む。

 

くもM LABとは?

くもM LABはサイエンスコミュニケーターであるくもMが様々な分野の研究者にお話を聞きに行くことで、研究者の皆様の生態を暴いていくバラエティー番組。どんな研究をしているのか?どうして研究者になったのか?など、研究者のあれこれを引き出していきます。

くもMプロフィール

大阪府立大学理学系研究科生物化学専攻。製菓会社に勤務後、『身近な科学を通じて、子供も大人も学びを遊びに』をモットーに、科学実験教室やサイエンスショーなどの活動を運営しています。

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