未知の重力波を見つけるために 最先端の重力波研究について

大阪工業大学 情報科学部 情報システム学科 宇宙物理・数理科学研究室 教授 真貝 寿明先生

未知の重力波を見つけるために 最先端の重力波研究について

前編の内容とみどころ

地球と月はお互いに引っ張り合っている。高校生で万有引力の法則を習ったときにそう教わったのではないでしょうか。しかし、アインシュタインが100年前に提唱した相対性理論では、時間も空間もトランポリンのように伸び縮みするようなものであり、地球のような大きな質量のものがあれば、空間がトランポリンのように歪むことになるのです。すると近くにいる月は、歪んでいる地球の方に向かっていくことになります。アインシュタインは地球と月の関係をこのように一般相対性理論の中で解いており、そして、この空間の歪みが波として伝わっていくのが「重力波」です。

この重力波はとてもとても小さく、人間は絶対に感じることができません。例えば、手をふることでも重力波は発生しますが、そのエネルギーはあまりにも小さいため、100億年手を振り続けたエネルギーをすべてまとめても観測することはできないと言われています。では、いったいどのような現象であれば、観測できるほど大きな重力波となるのでしょうか。また、それはどのように観測するのでしょうか。先生に解説いただいております。

この10年で重力波の研究は大きく進み、日々、新たな現象の重力波が発見されています。真貝先生は未知の重力波を見つけるために日々研究されているのです。まさに今、世界中が協力し、大きなプロジェクトが刻一刻と進行しており、重力波の研究は目まぐるしく移り変わっています。最先端のわくわくするような重力波の研究を真貝先生にたくさん終えていただいておりますので、ぜひ、動画で重力波の魅力に触れてみてください。

番組内容

重力波とは、時空の歪みが波として伝搬したもので、1916年にアインシュタインによって予測され、2015年に初めて観測されました。重力波は私たちが動くことでも発生しますが、私たちが動いた程度では、小さすぎて観測することはできません。では、どんな現象によって発生した重力波をどのように観察するのでしょうか。また、重力波を観測することで、いったいどのようなことが見えてくるのでしょうか。大阪工業大学 情報科学部 情報システム学科 宇宙物理・数理科学研究室 真貝 寿明 教授にお話を伺っていきます。

 

真貝 寿明(しんかい ひさあき)

大阪工業大学 情報科学部 情報システム学科 宇宙物理・数理科学研究室 教授

早稲田大学理工学部 助手、ワシントン大学(セントルイス)研究員 、ペンシルベニア州立大学研究員,理化学研究所基礎科学特別研究員,大阪工業大学准教授などを経て、2012年より現職。専門は一般相対性理論・宇宙物理学・天文文化学。2017年から2021年まで,日本の重力波プロジェクトKAGRA(かぐら)の研究者代表を務めた。理論・シミュレーション・データ解析などの研究に取り組む。

 

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くもMプロフィール

大阪府立大学理学系研究科生物化学専攻。製菓会社に勤務後、『身近な科学を通じて、子供も大人も学びを遊びに』をモットーに、科学実験教室やサイエンスショーなどの活動を運営しています。

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