脳×音楽 複雑な脳機能が作り出す人類の大きな発明
新潟大学 脳研究所 統合脳機能研究センター 准教授 伊藤 浩介 先生
- インタビューくもM LAB動画
- December 12, 2025
前編の内容とみどころ
私たちが音楽と呼ぶものは、「音」が縦に積み重なったり、同時に鳴ったり、時間的に変化したり、強弱があったりなど、そういった様々な状態の音を脳が感じ取り、その刺激によって心が動く。伊藤先生曰く、それが『音楽』だそうです。伊藤先生はそういった音楽を聴いた時に、私たちの脳の中ではどのようなことが起こっているのかを研究しており、これまでに絶対音感や相対音感、共感覚、さらには音楽を聴いた時の動物の脳についてまで調べてこられたそうです。
絶対音感の研究では、絶対音感を持つ方に音を聞いてもらい、その時の脳波を捉えたり、MRIで脳を観察することで、絶対音感を持っていない人との違いを明らかにされてきました。絶対音感を持つ人と持たない人の違いはどんなところにあるのか?ぜひ、動画でご確認ください。
また、共感覚の研究では、私たちは誰しも潜在的に音を色として感じている可能性があるということが分かってきたそうです。そもそも共感覚とは、例えば音を聞いた時に色が見えるというように、本来は結び付かない別の感覚が結び付いた現象のことを言います。大学生に何でも良いからこの音はどんな色のイメージを持っていますか?という質問をしたところ、答えが一致することが多いことが分かりました。一体なぜ、そのようなことが起こるのか、先生にお話を伺いました。皆様は音にどんな色のイメージを持っていますか?
私たちの生活には欠かせない音楽。音楽と脳の関係がもっと分かれば、私たちの生活はより鮮やかになるかもしれません。音楽好きの方は必見の動画となっております。
番組内容
皆さんは普段どんな時にどんな音楽を聴きますか?私はドライブをしている時に普段見ているアニメのテーマソングを良く聞くのですが、音楽を聴くと、癒されたり、辛いことも忘れることができますよね。まさに音楽は人間の大きな発明である!と言えそうですが、私たちが音楽を聴いている時、脳の中ではどのようなことが起きているのでしょうか。今回は音楽とヒトの脳の研究をされている新潟大学脳研究所 統合脳機能研究センター 准教授 伊藤 浩介先生にお話を伺っていきます。絶対音感や相対音感、さらには動物にとっての音楽とは、音楽好きにはたまらないインタビュー動画になっております。
伊藤 浩介(いとう こうすけ)
新潟大学 脳研究所 統合脳機能研究センター 准教授
京都大学理学部卒、京都大学霊長類研究所(大学院)、新潟大学脳研究所助手などを経て、2020年より現職。専門は認知脳科学・比較認知脳科学。音楽の脳科学(絶対音感や相対音感)、共感覚、脳進化などの研究に取り組む。
くもM LABとは?
くもM LABはサイエンスコミュニケーターであるくもMが様々な分野の研究者にお話を聞きに行くことで、研究者の皆様の生態を暴いていくバラエティー番組。どんな研究をしているのか?どうして研究者になったのか?など、研究者のあれこれを引き出していきます。
くもMプロフィール
大阪府立大学理学系研究科生物化学専攻。製菓会社に勤務後、『身近な科学を通じて、子供も大人も学びを遊びに』をモットーに、科学実験教室やサイエンスショーなどの活動を運営しています。
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