あなたはあなた自身になれる!遺伝の影響を踏まえた教育とは
慶應義塾大学 安藤寿康教授 インタビュー 後編
- くもM LABインタビュー動画
- December 10, 2021
後編の内容とみどころ
私たちは大谷翔平や村上春樹先生のようにはなれないかもしれません。しかし、人間は遺伝子の産物であり、一人一人の顔が違うように遺伝子も一人一人違います。遺伝子の様々な組み合わせにより、人は作られているので、例え世界に名をとどろかせるような人物にはならないかもしれませんが、その人自身にはなれるのです。
では一体どの程度私たちの能力には遺伝が関与しているのか?安藤先生に教えていただきました。この動画をみれば、自分にはどんな能力があるのかを考えるヒントが見つかるはずです。
そして、番組の後半では、一人一人の遺伝子が違い、その影響が無視できない状況で、教育はどのようにあるべきと考えられるのか、安藤先生に語っていただいています。双子研究を通し、遺伝の影響を調べた先生が考える教育とは!?また、教育とはどういうものなのか、その本質に迫っていきます。教育に関わる全ての方に見ていただきたい内容です。
番組内容
世の中には天才と呼ばれ、各方面で大きな活躍をされている人がいます。例えばメジャーリーグで大活躍をしている大谷翔平選手や、文学の世界では村上春樹先生など、世界にも名をとどろかせている日本人を皆さんもご存じでしょう。
では、環境さえ整っていれば、みんなが大谷翔平選手のようになれるのでしょうか。それは絶対になれませんよね。彼らは特別な才能をもって生まれてきたのです。では、どれほど遺伝が影響しているのでしょうか。後編では、その問題に長年取り組んできた慶応義塾大学文学部安藤寿康先生にお話を伺っていきます。
安藤 寿康(あんどう じゅこう)
慶応義塾大学 文学部 人文社会学科 教授
1958年東京で生まれ、3歳からは神奈川県へ。大学は慶應義塾大学文学部に入学し、教育心理学に出会う。そこから現在まで慶應義塾大学文学部で研究を続けている
くもM LABとは?
くもM LABはサイエンスコミュニケーターであるくもMが様々な分野の研究者にお話を聞きに行くことで、研究者の皆様の生態を暴いていくバラエティー番組。どんな研究をしているのか?どうして研究者になったのか?など、研究者のあれこれを引き出していきます。
くもMプロフィール
大阪府立大学理学系研究科生物化学専攻。製菓会社に勤務後、『身近な科学を通じて、子供も大人も学びを遊びに』をモットーに、科学実験教室やサイエンスショーなどの活動を運営しています。
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