太陽の爆発に魅せられた研究者

京都大学 理学研究科 付属天文台 准教授 浅井歩先生

太陽の爆発に魅せられた研究者

後編の内容とみどころ

浅井先生は太陽のダイナミックな爆発現象に魅了され、日々研究を進めていますが、幼いころから太陽が好きだったわけではありません。太陽に出会ったきっかけは、大学生の時、突然訪れたのでした。学生時代は部活動に専念していたこともあり、なかなか何をしたいのかを浅井先生は決められずにいました。しかし、地学実習の講義で、花山天文台に行くことになり、その時、講義をしていた先生が太陽のダイナミックな爆発現象の画像について、楽しそうに話していたのです。あまりにもその先生のお話が印象的であり、最初は面白くないなと思った太陽のお話でしたが、聞いているうちに、先生自身も太陽の現象は面白いかもしれない!研究をしたい!と思ったのでした。そこから先生は太陽の研究をすることになります。やりたいことが見つからない時にはどうすれば良いのか?先生の気づきをたくさん教えていただいております。同じようにやりたいことがなかなか決まらずに悩む学生の皆様は必見の内容です。また、太陽の研究に興味を持った時におすすめの本などの紹介などもしていただいております。太陽に少しでも興味なある方はぜひ、ご覧ください。

番組後編では花山天文台が誇るレンズの口径が45 cmの大きな望遠鏡が登場します。前編で登場したザートリウス望遠鏡の口径の2倍以上のレンズを持つ大きな望遠鏡。立派な姿には圧倒されます。皆様もその姿をぜひ、動画で確認してください。

番組内容

前編では太陽で起きるダイナミックな爆発現象が、地球にどのような影響を及ぼすのか?また、我々は対策などできるのか?などなど、電子機器に頼り切った生活をしている私たちには欠かせないお話を京都大学 付属天文台で太陽の研究をしている浅井歩先生にしていただきました。そして、この後編では、浅井歩先生がどうして太陽の研究をするに至ったのか?などの研究への愛を伺っています。また、学生の皆さんが太陽の研究に興味を持った時、どんな勉強をすれば良いのかなどなども教えてもらいました。番組後半で登場する花山天文台が誇る口径45 cmのレンズを持つ大きな望遠鏡は必見です!

 

浅井 歩(あさい あゆみ)

京都大学 理学研究科 付属天文台 准教授

京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻 宇宙物理学・天文学分野 博士後期課程 を卒業後、自然科学研究機構国立天文台を経て京都大学へ。太陽で起こる爆発現象(太陽フレア)を日々観測し、そのメカニズムの解明と地球への影響を調べる。

 

くもM LABとは?

くもM LABはサイエンスコミュニケーターであるくもMが様々な分野の研究者にお話を聞きに行くことで、研究者の皆様の生態を暴いていくバラエティー番組。どんな研究をしているのか?どうして研究者になったのか?など、研究者のあれこれを引き出していきます。

くもMプロフィール

大阪府立大学理学系研究科生物化学専攻。製菓会社に勤務後、『身近な科学を通じて、子供も大人も学びを遊びに』をモットーに、科学実験教室やサイエンスショーなどの活動を運営しています。

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