「イノベーション女子」高橋祥子氏のゲーム・チェンジとは? ~2020年サイエンス・ゲームチェンジャーズ、トークゲストのご紹介~
- サイエンス・ゲームチェンジャーズ日本語記事科学技術とイノベーション
- September 1, 2015
一人ひとりの個人が健康でより質の高い人生のために、自分の体質の傾向やかかりやすい病気を知って事前に予防することができたら?株式会社ジーンクエストは唾液から抽出したDNAを元に、体質と病気の発症リスクの情報を提供する、個人向けの遺伝子解析サービス。この日本初のゲノムビジネスを始めたのが、今回サイエンストークスでトークゲストの一人を務める高橋祥子氏です。
[aside type=”normal”] 高橋祥子 氏(株式会社ジーンクエスト 代表取締役)
2010年京都大学農学部卒業。2013年6月東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程在籍中に株式会社ジーンクエストを設立。2015年3月、博士課程修了。生活習慣病など疾患のリスクや体質の特徴など約290項目におよぶ遺伝子を調べ、病気や形質に関係する遺伝子をチェックできるベンチャービジネスを展開。現在は東京大学大学院農学生命科学研究科博士研究員、科学技術振興機構統合化推進プログラム研究アドバイザーも務めている。リアルテックベンチャー・オブ・ザ・イヤー、テクノロジー&ビジネスプランコンテスト優秀賞などを受賞。 ウェブサイト
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9月7日、来週に迫ったサイエンストークス・イベントでは、科学技術の未来を変えるゲームチェンジャーとして活躍中の6名のトークゲストの方々にお越しいただき、自分にとってのゲームチェンジとは何か?どうしたら科学技術のルールを変えるゲームチェンジなイノベーションを起こせるか?を語り合うパネルディスカッションを行います。
東京大学大学院在籍中に、遺伝子解析を社会に役立てたいと日本初のゲノムビジネスを起業した高橋氏。Forbes Japanの9月号では「イノベーション女子」の一人として取り上げられています。
ジーンクエストの試みでも特に興味深いのは、個人向けのゲノム解析サービスを通じて集めたゲノムデータを利用し、あくまで研究を主軸にしたビジネスを目指している点。ただ単にゲノム解析をリテールビジネスに展開したというだけにとどまらず、個人利用者のゲノムデータを集めることで、それをゲノム研究のさらなる発展に利用し、かつベンチャーとしてその独自の情報を使ったデータビジネスへと展開させようとしています。ゲノム研究の手法としても、ビジネスの手法としても、サービスとしても新しいジーンクエスト。それを始めた動機とは?既存の科学技術のあり方から、一体何を変えようとしているのか?
今後の展開が楽しみな株式会社ジーンクエスト。来週のイベントでは、その代表取締役、高橋氏のゲームチェンジなエッセンスに迫ります。
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