昆虫の飼育は日本の文化!?昆虫が大好きな研究者
静岡大学理学部生物科学科 後藤寛貴助教
- インタビューくもM LAB動画
- April 14, 2023
後編の内容とみどころ
皆様はカブトムシやクワガタムシを飼育したことがありますか?日本人なら多くの方が飼育したことがあると思います。最近では、100円ショップでもカブトムシやクワガタムシの餌が並んでおり、さらにはホームセンターに行けば、充実した飼育セットを簡単に購入することができるため、誰でも簡単にカブトムシやクワガタムシを飼うことができます。そのため、自由研究の題材として飼育する方も多いのではないでしょうか。しかし、それはあくまで日本人の常識であり、実は海外のお店には昆虫ゼリーが並んでおらず、簡単に入手することができないのです。つまり、海外でカブトムシやクワガタムシの研究をするのは一苦労であるということ。日本はそういった面を含め、カブトムシやクワガタムシの研究をするには、とても適した国なのです。このような昆虫の研究者だからこそ見えてくる海外と日本の文化の違いや、研究環境の違いについてもいろいろ教えてもらっています。ぜひ、動画でご確認ください。
後半では後藤先生のおすすめの書籍を何冊か紹介いただいています。専門的な知識が無くても物語的に読むことができ、昆虫の研究について学べる本や、最新の研究についても言及されているカラー写真付きの子供でも楽しめる図鑑などなどをご紹介いただいております。幼いころから昆虫好きの後藤先生だからこそのラインナップであり、昆虫好きの皆様には必見の内容となっております。
番組内容
前編ではクワガタの大顎がどのように作られるのか、また、どのような手法を用いてそれを確かめていくのか、さらにはクワガタのまだ明らかになっていな謎について静岡大学理学部生物科学科助教の後藤寛貴先生に教えていただきました。そして、この後編では後藤先生がなぜ研究者を目指したのか、どのような思いを持って日々研究を進めておられるかについてお話していただいております。幼いころから昆虫が大好きで、その気持ちを持ち続けて大人になり、日々研究されている後藤先生のお話を聞けば、皆様も昆虫ワールドに引き込まれること間違いありません。
後藤 寛貴(ごとう ひろき)
静岡大学 理学部 生物科学科 助教
北海道大学を卒業後、ワシントン州立大学、名古屋大学、遺伝研究所などを経て、現在は静岡大学の理学部生物科学科の助教を務める。クワガタムシやカブトムシの形態形成や進化の研究を進める。材料工学、ロボット工学と連携し、国際的な研究者ネットワークの構築にも尽力している。
くもM LABとは?
くもM LABはサイエンスコミュニケーターであるくもMが様々な分野の研究者にお話を聞きに行くことで、研究者の皆様の生態を暴いていくバラエティー番組。どんな研究をしているのか?どうして研究者になったのか?など、研究者のあれこれを引き出していきます。
くもMプロフィール
大阪府立大学理学系研究科生物化学専攻。製菓会社に勤務後、『身近な科学を通じて、子供も大人も学びを遊びに』をモットーに、科学実験教室やサイエンスショーなどの活動を運営しています。
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