偶然な幸運の発見は意図して生み出せるのか?
東京大学大学院化学専攻 合田圭介教授インタビュー(前編)
- くもM LABインタビュー動画
- July 16, 2021
【前編の内容とみどころ】
幼いころからものづくりが大好きで、レゴ大会で何度も優勝を飾った合田先生。科学では仮説を立て、実験をしていくのが一般的ですが、合田先生はまず実験をして、たくさんデータを取ってから仮説を立てます。このような普通とは違った方法でセレンディピティ(偶然の幸運な発見)を生み出していくのですが、そんな方法を実現するのが合田先生の研究室にあるものすごい実験装置です。そして、実験装置はすべて自作、まさにここにレゴで培ったものづくりの経験が活かされていました。そんな世界から注目される研究者の1人である合田先生にとって「研究への愛」とは!?重要なのは分野ではなく、発見にいたるようなことを目指すこと。
【番組内容】
くもM LAB 第4回は東京大学大学院理学系研究科の合田先生です。ペニシリンやX線を使ったブラックホールの発見など、世の中を変えるような大きな発見の多くが、セレンディピティ(偶然の幸運な発見)によるものです。このような幸運をただ待つのではなく、合田先生は分子生物学、電子工学、情報科学、人工知能、生体医工学、応用数学、機械工学、ナノテクノロジーなど様々な分野を融合し、セレンディピティを引き起こすような技術の開発をされています。今回はそんな合田先生に研究への愛、そして、どのようにセレンディピティを引き起こすのかを教えていただきました。
【出演者】
合田 圭介(ごうだ けいすけ)
東京大学大学院化学専攻 教授
カリフォルニア大学ロサンゼルス校生体工学科・非常勤教授
武漢大学工学科研究員 非常勤教授
合田研究室のクラウドファンディングプロジェクト「スーパー酵母2020」
【合田圭介教授インタビュー 後編】
【破壊から生まれる創造活動 東京大学・合田圭介教授インタビュー(後編)
くもM LABとは?
くもM LABはサイエンスコミュニケーターであるくもMが様々な分野の研究者にお話を聞きに行くことで、研究者の皆様の生態を暴いていくバラエティー番組。どんな研究をしているのか?どうして研究者になったのか?など、研究者のあれこれを引き出していきます。
くもMプロフィール
大阪府立大学理学系研究科生物化学専攻。製菓会社に勤務後、『身近な科学を通じて、子供も大人も学びを遊びに』をモットーに、科学実験教室やサイエンスショーなどの活動を運営しています。
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