チベットの研究を通して見えてきたもの

都大学 白眉センター 特定准教授 井内真帆先生

チベットの研究を通して見えてきたもの

後編の内容とみどころ

ブータンの研修旅行からチベット文字へと興味を持った井内先生は、中国史の専攻に進んだにも関わらず、チベット史の研究を始めたそうです。卒論も中国史ではなく、チベット史で書き上げ、研究者の道へと進みました。そうしてチベット研究の畑へと足を踏み入れた井内先生ですが、海外で研究するということは簡単なことではありませんでした。そこにはたくさんの苦労がありました。インタビューでは、チベットの研究をすることの大変さを教えていただいています。また、それを乗り越えた先に見えてきた研究の面白さについてもたくさん語っていただきました。

自分自身のしたいことを貫いて進んできた井内先生だからこそ見える世界、今後、チベットの研究をより多くの方に知っていただく活動にもたくさん力を入れていくそうです。井内先生が書く、誰でもわかるチベット史のような本が出版される日も近いかもしれません。これまで歴史の研究について、そして、チベットのことあまり知らないという人にもぜひとも見ていただきたい内容です。

番組内容

前編では、チベット史の研究をされている京都大学白眉センター特定准教授の井内真帆先生に研究のお話をしていただきました。こちらの後編では、先生がどうしてチベットの研究をすることになったのか?また、海外で研究する難しさや、楽しさなどなどを深堀していきます。文化や環境が大きく違うとなかなか大変なことも多いようです。しかし、それを乗り越えた先には、素晴らしいものがありました。海外で研究してみたいと考えている方、そして、チベットの研究に興味がある方は必見です。

 

井内 真帆(いうち まほ)

京都大学 白眉センター 特定准教授

2008年 大谷大学より博士(文学)を取得、その後、大谷大学任期制助教、神戸市外国語大学客員研究員、日本学術振興会特別研究員(PD)、ハーヴァード大学南アジア学科研究員、青海民族大学客員研究員、日本学術振興会特別研究員(RPD)などを経て2021年より現職。白眉プロジェクトでは、「チベット文化圏の基盤解明のための綜合的研究-中世チベット仏教伝播後期について-」の研究課題のもと、チベットの中世初期に関わる新出文献の調査収集及び解読に取り組んでいる。

 

くもM LABとは?

くもM LABはサイエンスコミュニケーターであるくもMが様々な分野の研究者にお話を聞きに行くことで、研究者の皆様の生態を暴いていくバラエティー番組。どんな研究をしているのか?どうして研究者になったのか?など、研究者のあれこれを引き出していきます。

くもMプロフィール

大阪府立大学理学系研究科生物化学専攻。製菓会社に勤務後、『身近な科学を通じて、子供も大人も学びを遊びに』をモットーに、科学実験教室やサイエンスショーなどの活動を運営しています。

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