街について考え、街の人と共に歩む研究!都市工学への愛とは

豊橋技術科学大学 小野悠先生インタビュー 後編

 街について考え、街の人と共に歩む研究!都市工学への愛とは

後編の内容とみどころ

小野先生は幼いころから海外への関心が高く、小学生の時の夢はなんと「外交官になる。」だったそうです。そんな小野先生は中学のころからホームステイを経験し、海外への関心をどんどん高めていきました。迎えた高校2年生の夏、またホームステイに行きたいと思い、トルコに一人で向かいます。そして、そこで先生は驚きの行動をとったのです。まだ高校生でわからないことも多かったはずの先生は、いったいどんな行動に出たのか。信じられないほどの行動力に皆さんも驚くはずです。

高校で海外への思いをさらに高め、大学に進学した小野先生。しかし、そこで人生に悩み始めます。悩みながらも部活動をやり遂げ、大学生活が一区切りした時のことでした。海外への思いがやはり強かったということから、1年間休学をし、世界を旅することに決め、カバンひとつで世界の街を回り始めたのです。そして、旅の後半のことでした。アフリカのベナンの街で食堂のお手伝いをしていた時、先生の人生の選択、アフリカの研究をすることを決める出来事が起きます。はたしてそれはどんな出来事だったのか?ぜひ、動画でご視聴ください。

動画の後半では。先生の研究への愛についてうかがっていきます。都市工学の研究をされている先生だからこその研究への愛、その街の人と共に歩む研究。先生の研究への愛を聞けば、皆様ももっと自分の街について考えてみようという気持ちになるはずです。そして、街づくりの研究者を目指すには何から始めれば良いのかというところも教えてくださいました。本当に特別なことでは無く、すぐに始めれるようなこともたくさんありますので、都市の研究に興味のある学生の皆様は必見の内容です。

 

 

番組内容

世界70ヵ国、様々な都市を経験され、現在は愛知県の豊橋技術科学大学でその経験を活かし、街の研究をされている小野悠先生。後編では、どうしてアフリカの街を研究する研究者を目指そうと決めたのか?また、これまでの都市工学の研究を進める中で最も「愛」を感じた瞬間をうかがっていきます。街で暮らす人たちと一緒に考えていく研究だからこその愛です。

 

小野 悠(おの はるか)

豊橋技術科学大学 建築・都市システム学系 准教授

学生時代にアフリカ、アジア、南米など約70カ国を旅し、博士課程在学中にナイロビのスラムで暮らすなどの経験から現在は豊橋技術科学大学の准教授として日々、都市工学の研究を進める。人々の豊かな暮らしを支え、多様な文化を育む、魅力的かつ持続的な都市を実現するため、都市の現状を理解し、あるべき姿を構想し、実現のための方法論を提示することを目指す。

 

前編:「住みやすい街とは!?「アフリカ」と「日本」の街をかける都市工学の研究」はこちら

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大阪府立大学理学系研究科生物化学専攻。製菓会社に勤務後、『身近な科学を通じて、子供も大人も学びを遊びに』をモットーに、科学実験教室やサイエンスショーなどの活動を運営しています。

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