サイエンストークスLIVE・第1回「独立系研究者ってなんだ?!」開催!
- Science Talks LIVEお知らせ日本語記事
- August 8, 2016
サイエンストークスLIVE、始まります!
サイエンストークスでは今年9月から、月に1度の「初金(月の最初の金曜日)」にトークイベント、「サイエンストークスLIVE」を開始します。毎回、日本のサイエンスをもっと元気に、面白くするための先駆的な活動をされているゲストをお招きして、時にはゆる〜く、時にはガチで語り合う、2時間のトークイベントです。
記念すべき第1回のトークゲストは、独立系研究者の小松正(こまつ・ただし)さん。組織に属さない、「独立系研究者」という肩書きで研究機関と個人契約で研究プロジェクトに参画するという、今までになかった新しい研究者としての働き方を実践されています。
トークゲスト:小松正(こまつ・ただし)氏
小松研究事務所代表 小松正 1967年、札幌市生まれ。北海道大学大学院農学研究科博士課程修了。博士(農学)。日本学術振興会特別研究員、言語交流研究所主任研究員を経て、2004年に小松研究事務所を開設、現在に至る。専門は生態学、進化生物学、データマイニング。多摩大学情報社会学研究所客員准教授、東京家政大学非常勤講師を兼任。著書に「情報社会のソーシャルデザイン ― 情報社会学概論Ⅱ」(共著)、「進化生物学」(蒼樹書房、共訳)ほか。
小松さんのオフィシャルブログはこちら
経歴と研究業績まとめはこちら
え、独立系研究者って、なんだ?!
小松氏いわく、「文系では弁護士や会計士など個人の専門家として働く道がある。じゃあ、高度な専門知識を武器に研究者がお金を稼ぐことができてもいいじゃないかと思ったのがきっかけです。海外には「independent researcher」と呼ばれる人々がいることを知り、それを訳した「独立系研究者」という肩書を名乗ることにしました。」(リバネス・ブログより引用)
…つまり、小松氏が理工系では日本で最初の「独立系研究者」というわけです。面白い!
というわけで、サイエンストークスLIVEでは小松さんをお招きして、新しい「独立系研究者」としての生き方を大解剖。今日本ではポスドク問題や若手の研究ポスト不足が嘆かれていますが、ちょっと待った。大学でテニュアをとって果ては教授になること、理系企業に就職することだけが科学者の成功ルートだと思い込んでいませんか?既存の科学者の生き方を壊し、「個人経営の研究者として独立する=独立研究者」という第3の新しいコンセプトを打ち出して、実力で成功を重ねている小松さんのトークを聞きながら、科学者の第4、第5、第6の生き方を一緒に考えましょう。