SNSは研究者にとって即時的に研究成果や専門的な知識、思考を情報発信できる便利なツールですが、その発言によっては炎上することがあります。特に、震災や感染症といった国民全体に影響がある危機的状況下において、複数の専門家がSNSで発進した個人の見解が真っ向から対立していたり、国の発表と専門家の見解が異なる場合に、「誰の言葉を信じるか」という対立構造を生みがちです。
研究者はSNSとどう付き合えばよいのでしょうか?特に、今まさに起きている危機や社会問題など、即時的な対応・行動が求められ、事実の検証に科学的な手続きを取ることが必ずしもできない場面で、科学者はどこまで個人の知識や経験から情報発信すべきなのでしょうか?炎上や分断をこえて、研究者とSNSとのベストな関係を語りつくします。