発光生物に恋してる!?生き物の光に魅了された研究者

名古屋大学高等研究院特任助教 別所上原学先生 インタビュー前編

 発光生物に恋してる!?生き物の光に魅了された研究者

前編の内容とみどころ

別所先生の研究対象はキンメモドキという体長6 cmほどの小さな魚です。

キンメモドキはお腹側に発光器官を持っており、光ります。しかし、このキンメモドキは自分自身では発光するために必要な物質もタンパク質も作ることができないのです。では、どのようにして光っているのか?なんと今まで知られていなかった驚くべき方法をとっていたのです。今回は別所先生に不思議に満ちたキンメモドキの発光について語っていただきました。

また、番組内で実際に光る生き物の光を見せていただくことに!ウミホタルの光は本当にきれいで、そこには電球などの光とは違った幻想的な美しさがありました。先生が生物発光に魅了された理由も納得いただけるでしょう。

さらに動画内ではモントレーMBARIと別所先生に提供いただきました光る生き物の映像や迫力のある潜水艇の映像も出てきますので、そのあたりにも注目しながらご覧ください。

番組内容

第5回は名古屋大学高等研究院特任助教の別所上原学先生。

別所先生は大学時代に出会った光る生き物の美しさに魅了され、発光生物の研究者を目指しました。博士号所得後は海にいる発光生物を追い求め、アメリカのモントレー湾水族館研究所(MBARI)で博士研究員として2年間研究をおこないます。そして、現在名古屋大学高等研究院の特任助教として研究を続けています。

今回は発光生物の光に魅了され、日々研究を続ける研究者に前半では研究への愛を伺っていきます。

名古屋大学高等研究院特任助教 別所上原学先生 インタビュー後編はこちら

 

別所 上原 学(べっしょ うえはら まなぶ)

名古屋大学 高等研究 特任助教

名古屋で生まれ、名古屋育ち、名古屋大学へと進学する。進化学に興味があったことと、発光生物に魅了され、発光生物の研究者を志す。博士号を取得後はモントレー湾水族館研究所(MBARI)で博士研究員を2年間経験し、現在、名古屋大学高等研究院の特任助教を務める。

別所先生HP 分担執筆図書 『研究者の婚活生活』

 

くもM LABとは?

くもM LABはサイエンスコミュニケーターであるくもMが様々な分野の研究者にお話を聞きに行くことで、研究者の皆様の生態を暴いていくバラエティー番組。どんな研究をしているのか?どうして研究者になったのか?など、研究者のあれこれを引き出していきます。

くもMプロフィール

大阪府立大学理学系研究科生物化学専攻。製菓会社に勤務後、『身近な科学を通じて、子供も大人も学びを遊びに』をモットーに、科学実験教室やサイエンスショーなどの活動を運営しています。

【TikTok】  https://www.tiktok.com/@science.kido
【Twitter】 https://twitter.com/science_kido
【科学ブログ】 https://www.science-kido.com/

Related post

チベットの研究を通して見えてきたもの

チベットの研究を通して見えてきたもの

自分自身のしたいことを貫いて進んできた井内先生だからこそ見える世界、今後、チベットの研究をより多くの方に知っていただく活動にもたくさん力を入れていくそうです。これまで歴史の研究について、そして、チベットのことあまり知らないという人にもぜひとも見ていただきたい内容です。
チベット史の空白を明らかにしたい 日本のチベット研究者

チベット史の空白を明らかにしたい 日本のチベット研究者

0世紀から13世紀頃までのチベットでは、サンスクリット語からチベット語に膨大な数の経典が翻訳され、様々なチベット独自の宗派が成立したことから「チベットのルネッサンス」と呼ばれますが、この時代について書かれている同時代史料がほとんどありません。この「チベット史の空白」を明らかにしようと、日々研究されている京都大学白眉センター特定准教授の井内真帆先生にお話を伺っていきます。
自由な環境を追い求め『閃』が切り開いた研究人生

自由な環境を追い求め『閃』が切り開いた研究人生

後編では、黒田先生がどうして研究者になったのか?どのような思いを持ち、日々研究されているのか?などの研究への愛について語ってもらっています。自由な研究環境を追い求め、自由な発想をされる黒田先生だからこそ、生まれる発見がそこにはありました。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *