睡眠の謎に迫る研究!人はどうして眠るのか

CBSコラボ パート10

睡眠の謎に迫る研究!人はどうして眠るのか

前編の内容とみどころ

皆様はどうして寝なければいけないのかご存じですか?実はどうして寝なければ、生きていくことができないのかは、まだ分かっていないのです。しかし、これまでの様々な研究によって、生命を維持するためには必要不可欠であるということ、そして、新しい物事や経験を覚えたりするような、学習と記憶にも睡眠は重要な役割を果たしていることが分かってきています。寝るという行為は単に披露回復するだけではなく、人間が生きていくうえで、とってとても大切なことなのです。では、寝ている間に脳はどのような状態になっているのでしょうか。完全に停止している?いえ、そんなことはありません。だって皆さんも夢をみますよね。それは寝ている間の脳もしっかりと動いているという証拠です。今回は玉置先生に最新の研究で分かってきた睡眠状態の脳について、詳しくお話をしていただきました。

どのようにして寝ている状態の脳を解析することができるのでしょうか。それは『睡眠ポリグラフ検査』という方法を使います。これは、脳の脳波や眼電図(眼の動きを計測)、筋電図なども一緒に計測することで、睡眠中の脳がどのような状態になっているのかを明らかにするというもの。どうして眼の動きも測る必要があるのか?と疑問を持った方も多いのではないでしょうか。ぜひ、そのあたりは動画でご確認ください。

効率良く勉強するための睡眠についても教えてもらいましたので、学生の皆様は必見です!

 

番組内容

私たちは1日の終わりに必ず睡眠をとります。もちろん中にはあまり眠らなくても大丈夫なシュートスリーパーの人もいますが、まったく寝ない状態では生きることができません。では、人はどうして寝なければいけないのでしょうか。寝ている間に脳ではどんなことが起こっているのでしょうか。理化学研究所 脳神経科学研究センター(理研CBS:RIKEN CENTER FOR BRAIN SCIENCE)とくもM LABのコラボ企画第10弾。今回は睡眠の謎を明らかにするために日々、研究されている認知睡眠学理研白眉研究チーム理研白眉チームリーダー 玉置 應子先生にお話を伺っていきます。

 

玉置 應子(たまき まさこ)

認知睡眠学理研白眉研究チーム 理研白眉チームリーダー

生理学的な指標、心理物理学実験、ニューロイメージングなど様々の技術を用いて、人の覚醒および睡眠中の脳の活動を調べることで、認知機能における睡眠の役割を明らかにするため日々研究を進める

 

くもM LABとは?

くもM LABはサイエンスコミュニケーターであるくもMが様々な分野の研究者にお話を聞きに行くことで、研究者の皆様の生態を暴いていくバラエティー番組。どんな研究をしているのか?どうして研究者になったのか?など、研究者のあれこれを引き出していきます。

くもMプロフィール

大阪府立大学理学系研究科生物化学専攻。製菓会社に勤務後、『身近な科学を通じて、子供も大人も学びを遊びに』をモットーに、科学実験教室やサイエンスショーなどの活動を運営しています。

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