新技術開発の鍵はあのマニュキュアだった!?何事にもTryしてきた脳の研究者

CBSコラボ パート3

新技術開発の鍵はあのマニュキュアだった!?何事にもTryしてきた脳の研究者

後編の内容とみどころ

下郡先生は幼少時代にアメリカに住んでいた経験があり、英語が堪能というだけではなく何事も挑戦してみるという人生を歩んでこられました。先生は幼いころに覚えた英語が他の記憶は無いにもかかわらず、ずっと話せることが不思議に感じていました。そういった幼いころの疑問から先生は脳の研究をされているのです。後編ではそんな先生が歩んできた研究人生に迫ります。

当時、マウスの遺伝子の発現を変えるような遺伝子操作の技術が無かった時代、ニワトリの胚で成功したという先行研究を参考に、下郡先生はマウスの遺伝子操作の開発に挑みました。何度も何度も失敗しながら、自ら電極を作り、挑戦しましたが、なかなか電極のコーティング剤が見つからず困っていました。しかし、身近にあったあるものを利用し、電極を完成させ、下郡先生はマウスの子宮内遺伝子導入法を確立したのです。下郡先生はいったいどんなものコーティング剤として使ったのか?ぜひ動画で確認してみてください。びっくりするようなものを使用しており、まさに何事にもためらわずに挑戦してきた先生だからこそ生み出せた技術だと感じます。

そして、番組終盤では先生から学生の皆さんへのメッセージもいただいております。脳の研究に興味のある方は必見です!

 

番組内容

前編ではマーモセットの脳をデータベース化することで、人間の脳を明らかにしていくという下郡先生の研究について教えていただきましたが、後編では下郡先生がどのような研究人生を歩んでこられたのか?そして、先生の挑戦し続けた研究人生に迫ります。

 

理研CBS下郡智美先生の前編動画はこちらから!

 

 下郡 智美(しもごおり ともみ)

脳発達分子メカニズム研究チーム チームリーダー

時間軸に沿った脳の変化、特に発達中の脳の環境に合わせた神経回路の形成方法、その分子機構を主に視床ー大脳皮質の回路を用いて明らかにすべく研究を進める

 

くもM LABとは?

くもM LABはサイエンスコミュニケーターであるくもMが様々な分野の研究者にお話を聞きに行くことで、研究者の皆様の生態を暴いていくバラエティー番組。どんな研究をしているのか?どうして研究者になったのか?など、研究者のあれこれを引き出していきます。

くもMプロフィール

大阪府立大学理学系研究科生物化学専攻。製菓会社に勤務後、『身近な科学を通じて、子供も大人も学びを遊びに』をモットーに、科学実験教室やサイエンスショーなどの活動を運営しています。

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