分子レベルで神経疾患を理解するための手法とは!?神経回路の成熟を覗く

CBSコラボ パート6

分子レベルで神経疾患を理解するための手法とは!?神経回路の成熟を覗く

前編の内容とみどころ

女の子に特有の病気である「レット症候群」。レット症候群の特徴として、1歳~1歳半くらいまで正常な発達を遂げますが、それまで歩けていた子供がだんだん歩けなくなってしまったり、言葉を話せていたのに言葉が出なくなってしまうといった症状がみられます。レット症候群はこのように様々な神経障害が現れるとても重篤な小児神経疾患なのです。原因となるのは神経細胞が発達するのに欠かせないMECP2という分子の機能が落ちてしまうことにあります。しかし、まだ詳しいことは明らかになっていません。

石田先生はこのレット症候群の詳しい原因を突き止めるため、レット症候群のモデルマウスを用いて、その脳の神経細胞1つ1つをしっかりと観察し、脳の構造がどのように成熟していくのかを明らかにしようとしています。では、石田先生はどのように脳の神経細胞を観察していくのでしょうか?石田先生に詳しく教えていただきました。

そしてさらに石田先生は死んだ脳の細胞だけではなく、生きたままの脳も観察しようとしています。それは、理化学研究所の脳神経科学研究センターに様々な脳の分野のプロフェッショナルたちが集まっているからこそできる手法なのです。詳しい内容についてはぜひ動画でご確認ください。

 

番組内容

私たちは生まれてからたくさんのことを経験し、様々なことを学ぶことで脳が成熟し、大人になっていきます。では、その成熟していく脳の中ではどのようなことが起こっているのでしょうか。理化学研究所 脳神経科学研究センター(理研CBS:RIKEN CENTER FOR BRAIN SCIENCE)とくもM LABのコラボ企画第6弾。今回は分子レベルの知見と行動を繋ぐ分野横断的なアプローチを用いて、成熟していく脳の中で起きていることを明らかにするため、日々研究されている理化学研究所、脳発達病態研究チーム チームリーダー石田先生にお話を伺っていきます。

 

石田 綾(いしだ あや)

脳発達病態研究チーム チームリーダー

分子、シナプス、回路と行動を繋ぐ分野横断的なアプローチを用い、脳の生後発達を支える共通原理を明らかにするために日々研究を進める

 

くもM LABとは?

くもM LABはサイエンスコミュニケーターであるくもMが様々な分野の研究者にお話を聞きに行くことで、研究者の皆様の生態を暴いていくバラエティー番組。どんな研究をしているのか?どうして研究者になったのか?など、研究者のあれこれを引き出していきます。

くもMプロフィール

大阪府立大学理学系研究科生物化学専攻。製菓会社に勤務後、『身近な科学を通じて、子供も大人も学びを遊びに』をモットーに、科学実験教室やサイエンスショーなどの活動を運営しています。

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