薬の研究者が「妻に思わず電話した」痺れた経験とは?

大阪府立大学理学系研究科 藤井郁雄教授インタビュー

 薬の研究者が「妻に思わず電話した」痺れた経験とは?

安価で副作用の少ない次世代の医薬品 大阪府立大学理学系研究科 藤井郁雄教授インタビュー①

第一回のゲストは大阪府立大学理学系研究科の藤井郁雄教授。

皆様は薬といえば、どんな物質を想像しますか?解熱鎮痛剤として使用されるアセチルサリチル酸のような小さな化合物を思い浮かべた方が多いのではないでしょうか。しかし、最近ではタンパク質のように大きな物質を利用して作られたバイオ医薬品が広く使われるようになってきました。

このバイオ医薬品は小さな化合物の医薬品よりも副作用が少なく、がんや関節リウマチの治療では欠かせない存在となっています。ただ、そんなバイオ医薬品にも欠点があります。それは、タンパク質なので、生産コストが高いということ、また、経口摂取するのが難しいといったことです。

今回はこれらの欠点を克服できる新たな医薬品を開発するため、日々研究をされている藤井教授にお話を聞いていきます。

 

 

【出演者】

  • くもM サイエンスコミュニケーター 奈良県を中心に活動
  • 藤井郁雄 大阪府立大学 理学系研究科 教授

動画はYouTubeからも視聴可能です。チャンネル登録よろしくお願いします。

 

【藤井郁雄教授インタビュー】

②【気になる質問ぶつけてみた!】副作用の無い薬はできるのか!?

薬を飲むとどうしても副作用がでてしまいます。これは働いて欲しくない部分にも薬が働いてしまうからです。では、働いて欲しい部分だけに働くような薬を作ればいいのではないのか?そんなことができるのかどうか。薬の専門家である藤井教授に聞いてみました。本当に夢のような薬は実現できるのでしょうか。

③安価で副作用の少ない次世代の医薬品 ペプチド医薬品

バイオ医薬品は生産コストが高く、経口摂取が難しいという欠点があります。しかし、そんな欠点を克服することができるかもしれない医薬品がペプチド医薬品です。アミノ酸がたくさんつながってできたものがタンパク質であり、それをもう少し少なくしたものがペプチド。このペプチドを使えば生産コストを抑え、副作用の少ない薬ができるかもしれないのです。そんな次世代を担うかもしれないペプチド医薬品について藤井教授に語っていただきました。


 くもM LABとは? 

くもM LABはサイエンスコミュニケーターであるくもMが様々な分野の研究者にお話を聞きに行くことで、研究者の皆様の生態を暴いていくバラエティー番組。どんな研究をしているのか?どうして研究者になったのか?など、研究者のあれこれを引き出していきます。

くもMプロフィール

 大阪府立大学理学系研究科生物化学専攻。製菓会社に勤務後、『身近な科学を通じて、子供も大人も学びを遊びに』をモットーに、科学実験教室やサイエンスショーなどの活動を運営しています。

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