インタビュー

日本は研究で中国の勢いにどう立ち向かう?

神田眞人氏インタビューシリーズ2回目。Science Talks委員会副委員長の湯浅との対談を通して、一個人として、財務省の内側から見た日本の研究の現状をうかがっています。
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財務省の中から見た日本の国家予算の位置づけ

神田眞人氏はまさに国家予算決定に携わる「財務省の中の人」。今回Science Talksの湯浅との対談に時間を割いていただきました。あくまで一個人として、財務省の内側から見た日本の研究の現状をうかがいました。3回シリーズでお届けします。
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「ニッポンの研究体制はどうあるべきか?」

10月19日のシンポジウムで他の登壇者や参加者の方々と考えたいのは、我が国の研究体制のありかたです。研究経費や研究人材、つまり今後の社会を支える人材の育成経費、国が負担すべき教育経費などについての忌憚の無い意見を期待します。
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「『ニッポンの研究力』を真に上げるためのアイディア 」

基盤的な研究費として、然るべき研究成果を出している研究者には、光熱費、図書経費等の研究ユーテイリテイー経費とは別に、少なくとも生命系や理工系、それに人文社会系のいわゆる実験系の教員には、年間300万程度が支給出来るようにすることだと思います。
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「研究力のネガティヴ・スパイラルを解決するための熊本大学の試み 」

熊本大学で独自に、先端的、先導的な研究で、外部資金も多く取れる研究は、拠点研究Aとして、大学で全面的に支援しています。次の拠点研究となる研究を選んで、資金的にもその育成のための支援をし、外部資金の獲得に向けた指導も行っています。
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「基盤的な研究費、“研究ベーシックインカム”を導入する必要性 」

特定の人や大学に資金が集中することが進みすぎれば、全体として研究成果の輩出に限界が出てきます。我が国では大学間の研究費の偏りが大きく、10大学程度以外は極めて条件が悪く、研究ができない環境にあるようにも見えます。適正な基盤的な研究費の配分が必要です。
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「4月の学期はじめ時点から赤字の研究者までいる 」

研究費に関しては、外部資金は、まさに命綱になっています。一方で、基盤的な経費(校費)が一定程度ありませんと、外部資金があっても、日常的な研究教育活動に支障が出ることもしばしばです。
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「50%の研究者が年間100万の研究費ももらえない現実 」

熊本大学が受けている科研費をはじめとする外部資金は、平成24年度の例では、約64億円です。この内訳は、科研費が31億円、寄附金が18億円、共同研究・受託研究等が15億円となっています。
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「トイレとお菓子で始まった、熊本大学との不思議な縁 」

私が博士課程の学生のとき、一階の角のトイレを使っていたんですが、そこでたまたま、よくお目にかかる教授の先生がいた。加藤誠軌先生とおっしゃいました。実はこの方が私の熊本への道を開いてくださった方です。
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「“斜陽の分野”をあえて選んだ 」

私は生物と組み合わせた生物電気化学に興味を持っていましたが、当時いまだ充分に学問にはなっていなかったこともあって、学部や大学院においては、古典的な、無機および有機分子の電気化学の勉強からはじめて、その後に、生物電気化学という分野に踏み込むことになりました。
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「国や大学は何をすべきか? 」

飯吉厚夫氏インタビューシリーズ12回目! ついに迎えた飯吉先生のインタビュー最終回。講演を前に、国と大学のとるべき方向性をまとめていただきました。
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「じっとしていもダメ。動かないと! 」

飯吉厚夫氏インタビューシリーズ11回目! 「今科研費がうまく手に入らない」、「自分が研究者としてこれからどうなって行くかがわからない」という現役研究者の方へ、飯吉先生からのアドバイスを伺いました。
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「“人間力”が新しいものを生み出す 」

飯吉厚夫氏インタビューシリーズ10回目! 今回は、偏差値教育が主流となり、若者のクリエイティビティが規制されている教育の現状について厳しくご指摘いただきました。
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「“私立だからこそ”予算をつける、アメリカ式思考」

飯吉厚夫氏インタビューシリーズ9回目! アメリカでは私立の大学に多大な予算が回されているが…。私立大学への予算配分に関し日本が考えるべきことをお話いただきます。
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「“お金をもらうのは真剣勝負!”という意識の欠如 」

飯吉厚夫氏インタビューシリーズ8回目! シリーズ8段目では、科研費の申請が採択されるためのアドバイスを教えていただきました。
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