宮川剛×林和弘クロストーク:日本はジャーナルのオープンアクセス化推進を戦略とすべし!

宮川剛×林和弘クロストーク:日本はジャーナルのオープンアクセス化推進を戦略とすべし!

「サイエンストークス・バー」へようこそ。昨年10月のイベントを機に開店したサイエンストークス・バーは、研究にまつわるあらゆるネタをドリンク片手にしゃべくり合うクロストークイベント。今日のゲストはサイエンストークス委員でおなじみの藤田保健衛生大学の宮川剛教授と、サイエンストークスに立ち上げからアドバイスを下さっている科学技術・学術政策研究所(NISTEP)科学技術動向研究センターの上席研究員、林和弘氏。お二人のエンドレスOAトークを動画でお楽しみください。

 
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林和弘/Kazuhiro Hayashi
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)
科学技術動向研究センター 上席研究官
<プロフィール>
1995年頃より学術論文誌の電子化に関わり、科学研究から転身して電子ジャーナルの開発および事業を確立、日本の中ではいちはやくオープン アクセスにも対応した。現在は政策科学研究活動に従事し、日本学術会議の特任連携会員、科学技術・学術審議会下の委員等を 兼任。電子ジャーナルや科学技術・学術情報流通の将来を念頭においた調査研究や先導的活動を行う。Science Talksの活動を立ち上げからサポート。

 
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宮川剛 / Tsuyoshi Miyakawa
藤田保健衛生大学

総合医科学研究所 システム医科学研究部門 教授
<プロフィール>
遺伝子改変マウスの表現型解析を通じて、遺伝子・脳・行動の関係と精神疾患の発症メカニズムを研究。研究者の視点から研究環境の向上にかかわるさまざまなシステム改善への提言を積極的に発言。サイエンストークス委員を務める。ジャーナルのオープンアクセス推進を研究者の立場から提言。

 
学術ジャーナルのオープンアクセス化のビッグウエーブは研究発表のあり方とカルチャーの根本を世界規模で変えようとしています。しかし日本の研究者の間ではまだまだ関心が低いのが現実。日本の研究を盛り上げていくために、国を挙げてのオープンアクセス化推進は急務!と語る宮川氏は「論文のオープンアクセス化を推進すべき7つの理由と5つの提案」を発表。対するのは日本の電子ジャーナル創世記から学術雑誌の電子化にかかわり、現在はNISTEPの上席研究官として日本の電子ジャーナルや科学技術・学術情報流通の将来を牽引する林氏。これまでのジャーナルの歴史を紐解きながら、日本のオープン化の方向性を探ります。
学術のオープン化に情熱を燃やすお2人のエンドレスな面白クロストーク。分子生物学会ガチ議論とのコラボ企画で連載でお送りします。まずは動画をお楽しみください。
※宮川剛氏・小清水久嗣共著「論文のオープンアクセス化を推進すべき7つの理由と5つの提案」はガチ議論サイトから
宮川先生のプレゼンテーション「論文のオープンアクセス化を推進すべき7つの理由と5つの提案」でも、ポイントをわかりやすく説明しています。↓ ↓ ↓

 
オープンサイエンス、欧米ではどんどん議論が進んでいますが、日本は様子をおそるおそる伺いつつも日本発のオープンサイエンス・イノベーションなんて起こる気配がなさそうな雰囲気。OA化推進は学術コミュニケーションの本来あるべき姿であるはずの、世界中の誰にでもアクセス可能で、スピーディーで、オープンな研究成果の伝達を実現するための第一歩として必要になってくる、というお話です。でもそのためには、研究者コミュニティから出版社や政府への積極的な働きかけが必要です。
皆さんはどう思いますか?
サイエンストークスでも学術の未来を見据えたオープンアクセス化、さらに広げたオープンサイエンスについてどんどん議論をしていきたいと思います。宮川氏の提案はアイディア掲示板にも掲載。皆さんのコメントお待ちしています。
次回からクロストーク全様を連載。おたのしみに!
オープンアクセス夜話 第1話≫

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