くもM LAB×CBSコラボ企画
理化学研究所 脳神経科学研究センター(理研CBS:RIKEN CENTER FOR BRAIN SCIENCE)とくもM LABのコラボ企画です。CBSとはどんなところか?そして、そこにはどんな研究者の方々がおられ、どんな思いで日々研究されているか?などを明らかにし、研究者を目指ざす、中・高校生や大学生にその魅力を伝えていきます。
出演者 Science Talks TV
くもM
奈良県を中心に実験教室やサイエンスショーを開催。
くもM LABで日本各地の研究者にインタビューしている。
出演者 理化学研究所 脳神経科学研究センター
藤澤 茂義
時空間認知神経生理学研究チーム
チームリーダー
意思決定や短期記憶などの認知機能のメカニズムをネットワークレベルで明らかにすることを目標として日々研究を進める
下郡 智美
脳発達分子メカニズム研究チーム
チームリーダー
時間軸に沿った脳の変化、特に発達中の脳の環境に合わせた神経回路の形成方法、その分子機構を主に視床ー大脳皮質の回路を用いて明らかにすべく研究を進める
磯村 拓哉
脳型知能理論研究ユニット
ユニットリーダー
神経回路やシナプス可塑性がこれらの能力をどのように実現しているのかを明らかにするため数理手法を用いた研究を進める
石田 綾
脳発達病態研究チーム
チームリーダー
分子、シナプス、回路と行動を繋ぐ分野横断的なアプローチを用い、脳の生後発達を支える共通原理を明らかにするために日々研究を進める
髙田 篤
分子精神病理研究チーム
チームリーダー
最新鋭のテクノロジーを駆使して、精神神経疾患の分子病理を解明し、その「病理学」を再定義するとともに、疾患メカニズムの理解に基づいてデザインされた診断・治療・予防法を開発することを目指す
玉置 應子
認知睡眠学理研白眉研究チーム
理研白眉チームリーダー
生理学的な指標、心理物理学実験、ニューロイメージングなど様々の技術を用いて、人の覚醒および睡眠中の脳の活動を調べることで、認知機能における睡眠の役割を明らかにするため日々研究を進める
きっかけは金縛り?研究に片思いを抱く睡眠の研究者
人生に一度くらいは金縛りを経験した方は多いと思います。身体がとても疲れている時に起きやすいため、金縛り体験はとても恐怖を感じますよね。そのため、幽霊の仕業かもしれない….と考えてしまう方が多いのかもしれません。しかし、玉置先生は幽霊のせいにはせずに、どうして起きるのかを真剣に考えました。その結果、ある答えにたどり着いたのです。そして、それは世紀の大発見となったのでしょうか?ぜひ動画でご確認ください。
睡眠の謎に迫る研究!人はどうして眠るのか
寝ている間に脳はどのような状態になっているのでしょうか。完全に停止している?いえ、そんなことはありません。だって皆さんも夢をみますよね。それは寝ている間の脳もしっかりと動いているという証拠です。今回は玉置先生に最新の研究で分かってきた睡眠状態の脳について、詳しくお話をしていただきました。
研究は宝探し! 研究と臨床の両方で精神神経疾患の原因を突き止める
前編では分子精神病理研究チーム チームリーダー 髙田 篤先生の膨大な遺伝子配列を解析し、精神神経疾患の原因を見つけ出す研究についてお話を伺いましたが、後編では研究への愛について語っていただきました。また、髙田先生は研究者として研究をしているだけでなく、臨床医としても患者さんと日々向き合っています。今回はどのようにして臨床医と研究者の二刀流で精神神経疾患の原因を突き止めていくのか、教えていただきました。理化学研究所 脳神経科学研究センター(理研CBS:RIKEN CENTER FOR BRAIN SCIENCE)とくもM LABのコラボ企画第9弾です。
膨大な遺伝子配列から精神神経疾患の原因を見つけ出す
精神神経疾患の原因は脳の細胞にあると考えられているため、患者さんと病気が無い人の脳の設計図であるDNA配列がどう違うかを確かめることで、その原因を明らかにできるはずです。しかし、脳は分厚い頭蓋骨に覆われており、脳の細胞を直接観察することはとても困難となります。では、どのようにして調べれば良いのでしょうか。
医師ではなく脳の研究者として生きる道 神経回路の成熟を覗く研究者
石田先生は高校生の頃、物理学を使えば自然現象を論理的に記述できるということを知り、数学や物理など理系の勉強をするのが楽しくなりました。そして、その時に生き物が持つ脳が情報の処理をしており、生物科学的な対象も論理的に理解できる可能性がある。そんな魅力から脳に興味を持ち始めたのです。
分子レベルで神経疾患を理解するための手法とは!?神経回路の成熟を覗く
女の子に特有の病気である「レット症候群」。石田先生はこのレット症候群の詳しい原因を突き止めるため、レット症候群のモデルマウスを用いて、その脳の神経細胞1つ1つをしっかりと観察し、脳の構造がどのように成熟していくのかを明らかにしようとしています。
自律型ロボットを作りたい研究者 その研究の源に迫る
磯村先生は初めから前半で説明したような理論研究だけをしていたわけではありません。初めは神経細胞を培養し、観察もしていました。ただ、磯村先生はそこから現在の研究にも繋がる重要な発見をしたのです。先生は一体どんな発見をしたのか?また、神経細胞をどのように式で表していくのか、その過程についても詳しくお話いただきました。
ロボットが人の心を理解する時代が迫っている!?数式を使って脳を理解する研究
ロボットと友達のように会話できるようになるのはまだまだ先のこと、と考えている方も多いでしょう。しかし、そんなことはありません。磯村先生の目標はこの20年で人の心理解する時代を作ること。実はもう目の前まで夢のようなロボットと話せる日が近づいてきているのです。
新技術開発の鍵はあのマニュキュアだった!?何事にもTryしてきた脳の研究者
前編ではマーモセットの脳をデータベース化することで、人間の脳を明らかにしていくという下郡先生の研究について教えていただきましたが、後編では下郡先生がどのような研究人生を歩んでこられたのか?そして、先生の挑戦し続けた研究人生に迫ります。
経験によって脳はどう変化する?マーモセットから学ぶ脳のこと CBSコラボ パート②
脳神経科学研究センター(理研CBS:RIKEN CENTER FOR BRAIN SCIENCE)とくもM LABのコラボ企画第2弾。
脳科学のスペシャリストである脳発達分子メカニズム研究チーム チームリーダー下郡智美先生にお話を伺っていきます。
理研CBSってどんなところ?脳研究のスペシャリストの集まりでした
理研CBSとはどんなところなのか?
時空間認知神経生理学研究チームチームリーダーの藤澤先生に案内していただきました。また、先生の研究について、『研究への愛』についても語ってもらいました。